彼奴は嫌いだ。彼奴は調子に乗っちゃってる。馬鹿のくせに馬鹿だと知っているだけ偉いと思っちゃってる馬鹿だ。「実力」なんて言葉を使っちゃって、恥ずかしい。会わないよ。君に力なんか貸さない。お前一人で正しいと思う道を行き勝手に老いてゆけ。其時僕…

早くも古びた其機械には錆が入り、本来の役目を果たしてはいない。君は大きな才能を持って生まれてきた男だ。然し心臓に食い込んだ其金属は生涯取れない。其れによって更なる深みに達したのか？解らない、解る訳が無い。俺は古びた機械だ。早くも後塵を浴び…

長キ文ヲ書ケトノ事デアル。私ハ未ダ長キ文ヲ書キシ事ノ無キ存在デアルヨウニ思ウ。彼ノ言ウ地獄ハソンナニ地獄デアッタロウカ？偉キ人ダ。彼ハ私ヨリハ偉キ人デアロウヨ。眠イネエ。彼女ガ私ニ言ウニハ私ハ其行為ノ最中ニハ眼ガ一層黒ミヲ増シ、恐シキ形相…

蓄精しようねえ。眠りたいねえ。疲れるねえ。寝ていようねえ。眠りたいよねえ。考えたくも無いねえ。深呼吸をしようねえ。今は出し惜しみしていた方が善いと思うんだよねえ。まだその時じゃあ無いと思うんだよねえ。頑張っていこうねえ。お前が頑張れと言い…

若かった頃を思い出しましたよ。君は当時まだ●歳で何も考えていない少年だ。君は青空を見ている。君は校庭の上に寝転がっている。君は何もしていないでいると思う。君はまだ俊敏な身体をしている。彼と会う事は二度と無いだろうか？またいつか会うだろうか？…

いた人だ。音律を観よ。あの麻痺者には関わるな。俺は正しい。俺はいつだって正しい。俺は行く。俺は踏み躙られた天才だ。嫌だね。